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局所排気装置概要選定ガイド低風量一般特定用途卓上ダクトレスフードフレキシブルフードホルムアルデヒド対策関連規格01内部測定評価テストロバストネス試験定位置テスト サッシの移動効果テスト外部測定評価テスト171内部平面および外部平面試験トレーサーガス試験評価なしロバストネス試験室内気流速度テストで評価評価なし風速測定試験/排気風量測定試験トレーサーガス試験および気流可視化試験トレーサーガスを用いてマネキンを設置する定位置試験評価なしAI 試験で評価 AU 試験で評価 AI 試験で評価 封じ込め性能を左右する要素1. ドラフトチャンバーの気流性能2. 作業者の影響3. フードの前を横切る人の影響4. 設置場所における干渉風の影響5. フード内部で行われる作業内容と操作6. 適切な面風速(排気風量)の確保と維持封じ込め性能を左右する要素1. ドラフトチャンバーの気流性能2. 作業者の影響3. フードの前を横切る人の影響4. 設置場所における干渉風の影響5. フード内部で行われる作業内容と操作6. 適切な面風速(排気風量)の確保と維持ドラフトチャンバーの封じ込め性能を評価する試験について具体的な方法を規定している規格は以下のふたつがあります。当社ではこれらの規格を基に製品の開発と改良を行っています。封じ込め性能は、実際の設置状態、温湿度環境、実験作業条件、気流や人の動き等の外乱条件に大きく左右されます。そのため、ドラフトチャンバー本体自体の封じ込め性能を評価するためには、これらの条件を一定にしたテストルームで行います。ここから得られたデータは再現性を持ち、機種選定時の性能比較に利用されます。同時にメーカーは、製品の性能改善のための検証データとして利用します。しかし、実際に作業者が安全に実験を行うためには、上記のさまざまな条件が封じ込め性能に影響を与えるため、実際の使用状態に近い条件で性能の確認を行う必要があります。そのためにASHRAEでは、AU(asused)『使用時試験』の方法を規定しています。同様にENでは、part4『現場試験方法』を規定しています。これとは別に、排気系統に可変風量制御(VAV制御)が組込まれた場合には、その制御により動的な封じ込め性能を検証する必要があり、両規格とも可変風量制御の場合の試験方法が定められています。実際の封じ込め性能は、トレーサーガスを使用した定量的な数値だけではなく、流入風速の測定、スモークを使った可視化テストと併せて総合的な評価が必要となります。ASHRAEとENにはそれぞれ異なった特長があり、その位置づけも異なるため単純にその優劣を比較することはできません。参考に封じ込め要素別の両規格の違いを以下に示します。EN 14175-3:2019 ヒュームカップボード part3 タイプテスト ANSI/ASHRAE 110:2016 実験用ヒュームフード性能試験方法ANSI/ASHREEN有機則特化則労働安全衛生法規格封じ込め性能の評価方法EN14175-3/EN14175-4ANSI/ASHRAE 110

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