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フィルタVHSフィルタ付給気ファン外気スクラバーファン排気ファンへカセット式エアコン換気扇外気スクラバーカセット式エアコンファン排気ファンへ換気扇178第1種換気フロー図第3種換気フロー図ラボの給排気の方法は、局所排気装置を通して排気しながら、ファンで機械的に天井吹き出し口から給気する方法(第1種換気)と、 自然給気する方法(第3種換気)があり、作業環境を良好に保つためには、室内を温調したり、外気を空調して給気する必要があります。【注意】給気エアはドラフトチャンバーの外乱となり、その効率を低下させる可能性があります。給気エアが直接ドラフトチャンバーに向かないようにしてください。一般的にラボ内の雰囲気が漏れないように、周囲のエリアに対してラボを陰圧に維持します。そのために、第1種換気では給気量を排気量に比べ少なく設定します。また、局所排気装置の運転を停止する場合は、それに合せて給気も停止する必要があります。【エアバランスが正常に保てない場合の問題点】○局所排気装置の封じ込め性能が低下する。○室内が極端な陰圧になり扉の開閉が困難になる。○窓や扉の隙間から異音が発生する。個々の局所排気装置を使用するときに給排気ファンを制御することで、搬送動力やエアコン運転のための電力が削減されます。 また少ない風量で従来のドラフトチャンバーと同等の性能が得られる低風量ドラフトチャンバーを使用することによりさらに省エネ効果が 期待できます。海外の規格には、ラボの換気回数に関する記述があります。○ ANSI/ASSP Z9.5-2022:希釈換気として4~10回/hを推奨○2019 ASHRAEハンドブック:換気回数8~12回/hを推奨○ DIN 1946-7:2022-08:設計基準として床面積1㎡あたり25㎥/hの換気換気回数の確保給排気設備エアバランス省エネドラフトチャンバーなどの局所排気装置を設置する場合の検討項目空調換気システム02環境制御概要VAVシステム排ガス処理排水処理外気処理グローブボックス環境試験室ラボラトリーの空調制御の基本項目

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