HTML5 Webook

198/456

※㉓ベンチレータ12402環境制御概要VAVシステム排ガス処理排水処理外気処理グローブボックス環境試験室 32728567891054325701512002000157053100120570260530001056055005057105613倍1倍10倍1倍原臭の脱臭装置出口による測定1．一般的に次亜臭素酸ソーダ（NaBrO）の反応速度が、NaClOより速いため、薬液中に排ガスの成分濃度に応じ、あらかじめNaBrを必要量添加して、次の反応によってNaClOをNaBrOとし、作用させる方法があります。NaBr＋NaClO→NaBrO＋NaCl ‥‥‥‥‥‥‥‥（1）2． アンモニア（NH3）の分解 主な反応式2NH3＋3NaBrO→N2↑＋3NaBr＋3H2O ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥（2）3． 硫化水素（H2S）の分解 H2S＋2NaOH＋4NaBrO→Na2SO4＋4NaBr＋2H2O ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥（3） H2S＋NaBrO→S＋NaBr＋H2O ‥‥‥‥‥‥‥‥（4）※pH値によって（3）、（4）式の反応の割合が異なりますが、通常半々ぐらいの割合で起こります。従ってコロイド硫黄（S）が発生します。4． メチル・メルカプタン（CH3SH）の分解CH3SH＋3NaBrO→CH3SO3H＋3NaBr ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥（5）5． 硫化メチル（CH3・S・CH3）の分解CH3 ╲ 　　S＋NaBrO→CH3 ╱ 　CH3 ╲ 　　　　　SO＋NaBr ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥（6） 　CH3 ╱CH3 ╲CH3 ╱CH3 ╲ 　　　SO3＋3NaBr ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥（7）CH3 ╱ 　　　　S＋3NaBrO→※（6）、（7）の反応は混合して起こります。6． 二硫化メチル（CH3・S・S・CH3）の分解CH3・S・S・CH3＋NaBrO→ CH3・SO・S・CH3＋NaBr ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥（8）CH3・S・S・CH3＋4NaBrO→ CH3・SO2・SO2・CH3＋4NaBr ‥‥‥‥‥‥‥（9）※（8）、（9）の反応は混合して起こります。7． トリメチルアミン（（CH3）3N）の反応 （CH3）3N＋NaBrO→ （CH3）3NO＋NaBr ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥（10）【嗅覚による官能テスト】■動物舎からの実排気実例マウス飼育室の排気犬飼育室の排気※測定方法は、原臭を捕集管に摂り、それぞれ希釈しました。10人以上の嗅覚でも、臭気を感じない数値です。※1倍とは、原臭をそのまま装置によって処理し、出口では臭気を感じないことを意味します。圧力計充填材ガス入口循環ポンプpH電極薬注ポンプ凍結防止ヒータ薬液タンク950700250100排気スプレーノズルミストセパレータ１ミストセパレータ２給水ドレン290065034746010001000300300550ベンチレータ排気ファン参考納入事例写真悪臭除去の原理参考納入事例写真198番号名称①充填材点検口②洗浄タンク点検口③循環ポンプ④洗浄塔本体⑤循環配管⑥スプレーノズル点検窓⑦充填材⑧塔内点検窓⑨給水配管⑩ガス入口⑪洗浄タンク⑫水位窓⑬オーバフロードレン⑭洗浄タンク架台⑮凍結防止ヒータユニット⑯キャンバス⑰排気ファン⑱排気ファン架台⑲制御盤⑳ミストセパレータ（１）㉑圧力計㉒ミストセパレータ（２）㉔薬液タンク（１）㉕薬液タンク（２）㉖薬液配管㉗ｐＨ電極㉘ＯＲＰ電極㉙共通架台※はオプション品となります。○ 酸化還元電位（ORP）と水素イオン濃度（pH）をコントロールし、除去効率を任意に設定。99.8％以上の高効率の維持が可能です。○ 排ガス中の成分濃度に応じて、吸収する液体濃度を設定。 酸化剤のロスをなくすことで、ランニングコストを低く抑えます。○ 特別な廃水処理操作の必要がなく、pHおよびORPを簡単に調節 します。○ 動物舎の排出ガス成分には、法的規制された各種の悪臭成分を含んでおり、ごく少量でも悪臭が感じられるため、高性能の除去効率が必須です。15161718192021222326242529次亜塩素酸ソーダを酸化剤として、悪臭成分を酸化分解する除去装置フロー図外形図11121314（※寸法は40m3/minの場合の参考寸法値です。）脱臭装置VSO