気流方向-バイオハザード概要バイオハザード対策用キャビネット05項目 クラス※1 放射性障害防止法に基づく管理区域に設置するバイオハザード対策用キャビネットについては、放射性同位元素をもつ化合物も含む。※2 JIS規格には明記されておらず、WHO指針を参照し追記。※3 タイプB1キャビネットでは、ガス状物質は作業領域奥で使用する事が望ましい。Ⅰ型Ⅱ型257・前面開口部の流入空気により作業者の感染防止(汚染エアロゾルの流出防止)・HEPAフィルタからの無菌空気により、実験物の無菌操作および試料間の相互汚染防止・HEPAフィルタにより排気をろ過し、環境の保護生物材料および不揮発性有機物質※1基準値以下前面流入気流による作業台内部からの拡散防止およびHEPAフィルタによる排気のろ過特に規定なし(陰圧)汚染部は陰圧である事、もしくは汚染陽圧部が全て陰圧に囲まれていること0%開放型(ハネ上げ式、または上下スライドシャッター式)平均流入風速0.40m/s以上(規程なし)なし規程なし⑦騒音⑧照度⑨振動⑩安定度・強度⑪シンクの漏洩⑫衝撃に対する風速の安定性バイオハザード対策用キャビネットは米国NSF規格(No.49-2022)、JIS K 3800:2021に規格されています。取扱う微生物の危険度によりクラスⅠ~Ⅲに分類されます。クラスⅡ型は、JIS規格に基づき、型式認定制度が実施されています。弊社では、バイオハザード対策用キャビネットの検査は、JIS K 3800に基づき、全数検査を実施しています。工場出荷時は、型式試験時と同じ風速・風量・気流バランスになるように調整され出荷されます。また設置後は定期的(少なくても年1回)に 検査し、安全性を確認することが重要となります。調整範囲を越えた場合は、ファン出力の調整やHEPAフィルタの交換などが必要です。 型式検査:HEPAフィルタ :陰圧汚染エリア 現場検査(新感染症法では扱う試料により年1回の定期検査が義務化されました。):陽圧汚染エリア :クリーンエリアクラス分類表(JIS K 3800:2021)検査および試験タイプA1タイプA2BSL1~3(BSL4分類の微生物をクラスⅡ型にて取扱う場合は、BSL4実験施設内かつ内部隔離式の封じ込め対応スーツ着用に限定される)基準値以下・低濃度約70%平均流入風速0.40m/s以上平均流入風速0.50m/s以上HEPAフィルタにてろ過された無菌空気室内排気少量揮発性有機物質・ガスを使用時は間接接続ダクトによる屋外排気有機化学薬品等使用時は設備空調において排気処理設備が必要0.066㎥/s以上①風速・風量②HEPAフィルタのリーク③前面パネル高さ位置の警報④密閉度(オプション)⑤気流方向(オプション)⑥絶縁抵抗(オプション)タイプB1タイプB2生物材料および相当量の揮発性有機物質※1基準値以下・低濃度または中濃度※3約50%0%HEPAフィルタにてろ過し全量排気する(オールフレッシュ式)直接接続ダクト(陰圧)による屋外排気0.100㎥/s以上* 新感染症法:平成19年6月1日改正施行「感染症の予防及び感染症の患者に対Ⅲ型・作業者および環境を危険物から完全に隔離・保護する・最高危険度の実験・操作が可能BSL3~4※2設定なし完全密閉構造であり物品の出入れはパスボックス、オートクレーブ、ダンクタンク等使用気密構造とし、120Pa以上の陰圧を維持すること0%グローブを使用なしHEPAフィルタにてろ過した無菌空気(オールフレッシュ式)二重HEPAにてろ過室外に最終ファン必要する医療に関する法律」エアフロー使用目的・作業者と環境に対する安全対策・無菌操作を必要としない作業使用対象ガス状または揮発性有機物質の濃度封じ込め汚染プリナム(チャンバー)循環気率前面パネル構造前面流入空気給気HEPAフィルタにてろ過し排気するHEPAフィルタにてろ過され排気される一部は循環する排気通常、屋外排気だがガス対象でなければ室内排気も可間口1mあたりの平均排気風量①密閉度②HEPAフィルタのリーク③ 風速・風量④気流方向⑤気流バランス(細菌負荷試験)⑥送風機の性能バイオハザード対策用キャビネットの分類と試験項目
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