除染領域の明確化^※

従来タイプの無菌アイソレータでは、作業域と背面のレタンチャンバーが直接繋がっていましたが、Sterigion®ではHEPAフィルタで作業域を隔離する事でグレーゾーンを排除しました。
庫内のHEPAフィルタで作業域とレタンチャンバーを切り離したことで、万一逆流した際のコンタミリスクを低減できます。

※特許出願済

除染領域の明確化^※
（独自構造による空間利用の最適化）

従来タイプの無菌アイソレータではエア流路の全てが​除染対象となっていましたが、Sterigion®ではHEPAフィルタで作業域を隔離する構造としました。この独自構造により除染領域が最適化されたことで、高さ方向のスペースが削減され、当社比約30%のコンパクト化を実現しました。

※特許出願済

最適化領域へ過酸化水素を直接投入

除染領域の明確化（作業域の隔離）と合わせて、過酸化水素の投入を、循環HEPAフィルタの１次側からではなく除染領域に直接行う方法を取っています。作業域の隔離と、HEPAフィルタの影響を受けずに庫内に過酸化水素を直接投入することによる除染領域の最適化により、過酸化水素消費量を削減しました。

過酸化水素の最適化と
リアルタイム環境制御

ダルトンの除染システムでは、独自の粉砕・分級技術で過酸化水素を均一な粒子径の微粒子に調整し、庫内の結露や過度な凝縮を「見える化」し、噴霧流量と低湿エア流量をコントロールしています。除染に最適な庫内環境を保持することで結露レスの環境を作り出し、秤量器等の庫内設置精密機器の故障リスクを低減します。

除染流体を圧縮空気で生成

熱源となるヒーター・ファン等を使用せず除染流体を生成して除染する事で、細胞関連資材への熱負荷を低減します。

除染流体を圧縮空気で生成・拡散

過酸化水素を間欠噴霧することで、除染領域内をミキシングしながら隅々までミストを行き渡らせます。効果的かつムラのない拡散が可能となり、再現性を維持したまま、総除染時間の短縮を実現しました。

高い拡張性

サイドユニット（パスボックス及び除染ユニット）は装置左右のどちらにも取り付け可能です。他にもご要望に応じたサイドユニットを取り付けられます。用途変更時にメインユニットを買い直す必要性がなくなり、様々な用途に1台で対応可能です。