ドラフトチャンバー
DRAFT CHAMBER
 

ダルトンが、ドラフトチャンバーの未来を変える。

低風量時代の次世代ドラフトチャンバーへ

研究施設の空調換気システムは、安全性向上と省エネ推進の両視点をふまえたさらなる進化が求められています。 その主役となるドラフトチャンバーは、近年、風量制御システムやサッシ自動閉止技術などが普及。 同時に、労働安全衛生法の改正により、プッシュプル型換気装置の使用が認められたことで、低風量時代へと突入しました。 ドラフトチャンバーのリーディングカンパニーであるダルトンは、低風量化の先進国ドイツの「ワルドナー社」と技術を結集し、 「ユニエックスラボ」シリーズを開発。 ドラフトチャンバーの未来への扉は、ダルトンが開きます。

5 つのイノベーションで、 低風量時代の「安全」 「機能」 「省エネ」 を極めた未来へ。

INNOVATION 1低風量時代の新機構

次世代型低風量ドラフトチャンバーの新機構(ユニオプトフロー)

低風量ドラフトチャンバー先進国のヨーロッパで20,000台以上の実績のあるワルドナー社のサポートエア技術に、ダルトン独自の技術を融合させた新たな低風量ドラフトチャンバーがユニオプトフローです。

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全機種に装備した3ラインサポートエア

従来のドラフトチャンバーでは前面サッシ開口部の作業面と両側面パネル部の境界層付近で滞留や逆流が生じやすく、封じ込め性能の低下要因になっていました。日本でも評価の高い3ラインサポートエア技術をさらに進化させた新機構の「ユニオプトフロー」を全機種に採用し、この問題を解消します。 ※境界層とは、パネル面の空気抵抗により、風速が低下する部分のことを指します。

優れた封じ込め性能

低風量型( 捕捉面風速 DFA:0.25m/s、DFB:0.3m/s) は、封じ込め性能テストにより、従来品( 面風速 DFV:0.4m/s)と同等以上の優れた封じ込め性能があり、漏洩ガス平均濃度はドイツBG RCI 推奨値である0.65ppm を大きく下回っています。 1. グラフはEN14175-3 ロバストネス試験結果。 2. BG RCI とは、ドイツで産業部門を広く管轄する同業者労災保険組合内の規定のひとつ。

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理想的な気流パターンを実現する低風量バッフル構造

低風量時に最適な気流パターンを生み出すバッフル構造を採用。ドラフトチャンバーでの作業中、理想的な気流パターンを形成します。

安定した一様流を形成

安定した一様流(一様に同じ方向に流れ、乱流が生じない気流)を作るため、捕捉面からドラフトチャンバー内に流れる気流の風速分布を測定しました。ドラフトチャンバー内に流れる気流の速度は捕捉面平均風速の±20% 以内となり、きれいな一様流が形成されています。 ※捕捉面とは「ブース内部の換気区域の断面をいい、吸込み側フードから最も離れた位置の有害物質の発散源を通り、かつ、気流の方向に垂直な平面」を指します。 ※標準品の作業サッシ高さは400mm に設定していますが、排気風量の調整によってその他の高さに設定する場合もあります。

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ドラフトチャンバー内部の換気効率を改善

3ラインサポートエアはサッシ裏にも吹き込まれ、ドラフトチャンバー内部の換気効率を改善します。 サッシ作業高さではもちろん、サッシ閉時にも効果を発揮します。(サイドエアパス機能)

内部換気効率の向上

標準サッシ作業高さで一定量のガスをドラフトチャンバー内で発生させドラフトチャンバー内部と排気ダクトの二箇所でガス濃度を測定しました。 排気ダクト濃度は、従来低風量型・低風量型とも同じ(黒色)ですが、ドラフトチャンバー内部濃度は低風量型(緑色)の方が従来低風量型(赤色)より低く、発生ガスが効率良く換気されていることがわかります。

INNOVATION 2機能と安全の追求

時代に先駆けた機能性と安全性

日本特有の課題を解決するため、ユーザー視点からより価値の高い機能性と安全性を追求。欧米の安全基準や規格類をクリアするのはもちろん、ダルトン独自の厳しい安全基準も設け、製品のディテールにまで配慮して設計しました。

2-01 内部有効空間を最大限に確保

限られた研究空間の利用効率を最大限にするため、構造から見つめ直しました。
フラットな壁面・側面構造により作業空間が有効利用できる「メディアパネル」。
限られた設置面積でも広い作業空間が確保できる「最薄壁面構造」。
ドラフトチャンバーの収納性をアップする「セミオープンタイプ下台構造」。

2-02 細やかな配慮で安全な実験を実現

作業時のトラブルを未然に防ぐための多様な安全対策を施しました。
ケーブル類が下部ラックに収納でき、安全に作業が進められる「可動式エアフォイル」。
標準作業でのサッシ高さの上限が設定できる「サッシストッパー」を標準装備。
「排気風量モニタ」を標準装備。5色のLEDとアイコンで運転状況を表示し、研究者の安全を確保。

2-03 低風量型での安全性と作業性を向上DFA type

作業効率と安全性のためにサッシの操作性や内部視認性を向上させました。
上下サッシを開けずに必要な場所に手が届く、業界初の「3本レール式コンビネーションサッシ」。
フード内の実験内容が側面からも確認でき、視認性を高める「サイドビュー」。
作業者不在時にサッシを自動的に閉める機能はもちろん、通常のサッシ開閉時にも操作をアシストする「サッシアシスト機構」。

2-04 天井高さの違いなど日本の研究施設に適した寸法設定

日本の研究施設の建築条件、日本人の身長に配慮し、空間を有効活用できるようにドラフトチャンバーの本体・作業面・標準作業サッシの高さ寸法を見直しました。
ロー型
本体高さ
2250 mm
作業面高さ
850 mm
標準作業サッシ高さ
400 mm※1
ハイ型
本体高さ
2450 mm
作業面高さ
850 mm
標準作業サッシ高さ
400 mm※1
欧米のドラフトチャンバー
本体高さ
2700 mm
作業面高さ
900 mm
標準作業サッシ高さ
500 mm※2

※1 ダルトンの推奨する日本の標準的な作業高さ。 ※2 EN14175 ヒュームカップボードより。

INNOVATION 3省エネ効果アップ

低風量ドラフトの採用で劇的に風量削減

低風量型ドラフトチャンバーの採用と標準作業サッシ高さ(400H) の設定で、大幅な風量削減効果が得られます。制御風速基準の一般型(緑色)に比べて 33~54% 、従来の設定(黒色)に比べると65~71% の風量削減が可能です。(当社比) ※ グラフの中でオレンジ色の値は、特定用途型ドラフトチャンバー(酸処理用)の 風量を示しています。安全上並びに作業上の理由から、標準作業サッシ高さ500H、制御風速 0.5m/s で 設定されています。

INNOVATION 4選定方法の新基準

一般・特定用途・卓上作業用タイプも進化

低風量型ドラフトチャンバーの普及に伴って必要になるのが、多用途な一般型と低風量化が難しい特定用途型との最適な使い分けです。ダルトンは、明確な用途別ラインアップで、一つひとつの研究空間に合せた、より安全で快適な環境づくりをサポートします。
ダルトンが提案する選定の新基準によるラインアップ
従来の選定基準

INNOVATION 5一般・特定・卓上型の最適化

用途別機種選定が可能な新ラインアップ

低風量型ドラフトチャンバーの位置付けを確立することで、多用途な一般型、酸処理用などの特定用途型、卓上作業型の機能をより特化させて改良。使用目的に合せ、さらに適確な機種選定が可能になりました。

タイプ別の機種概要

DFCタイプ

① 一般型ドラフトチャンバー

従来の制御風速が基準

② 特定用途型ドラフトチャンバー

特定の作業に特化(酸処理用 RI 用 粉体用 他)

DFDタイプ

① 卓上フード

制御風速基準

② 特卓上閉フード、シンクフード

換気回数基準

5-01 DFCタイプ 一般型、特定用途型の特長

① 一般用ドラフトチャンバー 従来の制御風速による封じ込めを行う囲い式フードです。標準作業サッシ高さ(400H)を設定し、実際の使用条件で均一な吸込風速が確保できるようにバッフル形状を改良しました。 幅広い用途に使用できるように設計され、熱放出(<2kW 1m 間口あたり)、少量の酸処理作業にも使用できます。 ※連続した熱放出、酸処理作業が主となる場合は酸処理用から選定してください。
② 特定用途型ドラフトチャンバー 酸・熱を大量に使用する酸処理用で、熱放出(<4kW 1m 間口あたり)という厳しい使用条件に合せて材質・構造を見直しました。 環境に配慮し、排水系統を分離。凝縮した酸ドレン、スクラバー排水、洗浄排水を一般排水と分別できるようにしました。

5-02 DFDタイプ 卓上作業型の特長

① 卓上フード 臭気などが発生する作業で、それらの拡散防止用に効果的な制御風速を基準にしたフードです。 ② 卓上閉フード、シンクフード 作業頻度が少ない機器、微量のガス等が発生する機器類に対して、それらの拡散防止用に効果的な換気回数を基準にしたフードです。

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