吸引分散撹拌設備

設備概要

ダストフリーで溶液と粉体の混合・分散・溶解をおこなう設備です。
粉体をダイレクトに吸引でき、液面下に吸引導入できるので、タンク内壁などへの付着を防ぎます。

＜ポイント①作業環境の改善＞
シリカ、酸化チタン、カーボン、タルクなどの微粉末を容器、紙袋から吸引管で直接吸引可能です。
粉塵の発生が少なく、作業環境の改善につながります。
また、粉体は紙袋以外に、ホッパーやフレコンバッグからも吸引導入できます。
コンタミネーションのリスクが懸念される場合は、密閉容器から粉体原料を直接吸引し、コンタミネーションや粉体トラブルが発生しないシステムも導入可能です。

＜ポイント②作業効率の向上＞
粉体を溶液中に直接導入させる機構により、粉体は継粉にんばらず、また溶液面上に浮遊しないため短時間で溶液に分散・溶解ができます。
作業時間の短縮や省力化が期待できます。
洗浄においても、タンク内にスプレーボールを設置するような全自動洗浄システムも導入可能です。

＜ポイント③真空脱泡機能＞
吸引方法や物性により、粉体を吸引したあとの溶液に気泡が混入する場合があります。
その場合、プロセスタンクに付属している真空ポンプで真空脱泡することで、速やかに脱泡が可能です。