2005.07.28
過去販売製品のアスベスト含有素材について
平成17年7月26日
平成25年11月19日改訂
平成28年11月9日改訂
平成29年7月31日改訂
施設機器事業部
弊社が過去に販売しておりました製品の一部に、アスベスト含有素材を利用しておりましたことから、
その内容と対応方法について以下にまとめさせていただきました。
以下記載内容をご確認のうえ、適切にご対応いただきます様、お願い申し上げます。
1.過去販売製品の内容
弊社において過去に使用していたアスベスト含有素材は、繊維強化セメント板に塗装等の表面処理を施した化粧石綿セメント板であり、一般に建築素材として使用されていたアスベスト成型板に相当します。これらの素材には、クリソタイルを主として、アモサイト、クロシドライトが使用されていました。
過去に販売していた主なアスベスト含有素材を使用していた製品は以下のとおりです。
(1)ダルトン製品
(2)イトーキ研究施設製品
※販売時期は製造と納品の時期によって前後する可能性があります
2.使用上の注意と対応方法
(1) 使用上の注意
基本的にこれらの素材には表面処理が施されていますので、通常使用状態においては問題ありません。表面が剥がれたり、傷がついたりして基材部分が露出した場合でも、アスベストが飛散することはほとんどないと考えられます。
(2) 基材露出時の対応方法
表面が剥がれたり、傷がついたりして基材部分が露出した場合は、程度により樹脂塗料や接着剤等で傷の補修を行うことをお勧めします。 また、損傷の程度が著しい場合は、新しい素材への交換をお勧めします。
(3) 廃棄や分解時の注意事項
石綿含有廃棄物(非飛散性石綿含有物)であり、通常の産業廃棄物として処理が可能です。
産業廃棄物業者に廃棄を委託する場合や解体工事請負業者に解体を依頼する場合は、アスベスト成型板が使用されていることと、使用されている部位を伝えてください。
解体工事や分解撤去などを実施する場合は、「非飛散性アスベスト廃棄物の取扱いに関する技術指針」(環境省有害物質含有等製品廃棄物の適正処理検討会)に従って適切な対応をお願い致します。また、各自治体の指示がある場合には、その内容に従ってください。
(4) 現在の製品について
現在販売している全ての製品につきましては、ノンアスベスト素材を使用しております。
(5) 製品の補修や交換について
素材名称の判別ができない場合や、補修、修理、部材の交換をご希望される場合は、弊社営業担当までご相談ください。