DISCOVER LABORATORY

異分野をミックスした分子研究で、
世界を変える価値創造に挑む。

3分野の研究グループを「ミックス」するフロア構造で、
革新的な研究を推進。

名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(以下、ITbM)」では、「合成化学」、「動植物生物学」、「理論科学」の3分野にわたる研究グループが、「分子をつなげ、価値を生み、世界を変える」学際的な研究の創出に挑んでいます。ITbMのコンセプトは、研究グループはもとより研究分野の障壁をも取り除く「ミックス」です。実験機器をはじめ、人、アイデア、文化などもミックスすることで、革新的な研究が進展する環境を整えています。

吹き抜け空間に調和したガラス張りの執務エリアが実験エリアの頭上にある「二層一体構造」を採用しています。

3階の「リフレッシュ・スペース」は、天井が高く、窓からの光であふれ、カジュアルな会話がはずむ空間になっています。

構造的な特色として挙げられるのは、実験フロアと執務フロアが大型ガラスを介して一体化された「二層一体構造」です。2階と4階にオープンで広々とした実験フロア、3階と5階に執務フロアを配置し、交流促進とモチベーションの向上に結びつけています。また、3階に明るく開放的な「リフレッシュ・スペース」、5階には自然光と風が心地よい「ウッドデッキ・テラス」を設け、カジュアルなディスカッションも促しています。

青空の下で爽やかな風を感じながらフランクな話ができる、5階の「ウッドデッキ・テラス」。

Mix-Labなど出会いにあふれた環境が、
新領域の多彩な研究テーマを生む。

2フロアに設置された「Mix-Lab(ミックス・ラボ)」と呼ばれる実験エリアは、「化学実験エリア」と「生物学実験エリア」を大型ガラスで仕切り、互いの様子が見通せ、扉一枚で簡単に行き来できるようにしています。また執務エリアであるMix-Office(ミックス・オフィス)も、研究グループごとの個室を排除し、3分野の学生や研究員が混在。半年に一度は席替えを行うことで、新たな人と出会い、視点の異なる会話ができるようにしています。

Mix-LabやMix-Office以外にも多様な交流スペースを設置。「リフレッシュ・スペース」や「ウッドデッキ・テラス」は、飲食しながら行うカジュアルなディスカッションなどでよく使われています。さらに廊下でも気軽に話し合えるよう、通路幅をゆったりと確保し、コーヒーメーカーを置いたコーナーも用意。Mix-LabやMix-Officeをはじめとした人と人とのさまざまな出会いや交流によって、今までなかった新領域の研究テーマが次々と生まれています。
また、国内外の大学や企業からもミックスを求められる段階となっており、今後さらにグローバルなステージへと拡大していくことが予想されます。

動植物生物学の研究グループが共用する「生物学実験エリア」。ドラフトチャンバーが並ぶ「化学実験エリア」と扉一枚で隣り合い、「Mix-Lab」として共同研究が進めやすい環境を実現しています。

ガラス越しに吹き抜け空間が広がる「Mix-Office」。下の階の「Mix-Lab」で研究に打ち込む姿が見えるため、デスクワーク時のやる気を高めることにつながっています。

名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)
所在地
愛知県名古屋市千種区不老町
延床面積
7,934㎡
工期
2013年12月〜2015年3月
建築面積
1,820㎡
設計
株式会社久米設計
階数
地上6階
施工
株式会社鴻池組

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