DISCOVER LABORATORY

100年先まで進化し続ける、
知的創造の活性化空間。

知的創造力がふくらむ、
集中とリラックスのコントラスト。

鹿島建設株式会社の「技術研究所 新実験棟」のコンセプトは、「『知識創造』研究の場のあるべき姿」、「『技術の鹿島』その飛躍の場」、「『地域と共に』そして地球へのメッセージ」の3本柱です。
「『知識創造』研究の場のあるべき姿」というコンセプトからは、研究者の能力を最大限に引出すための「リラックス&コンセントレーション(集中)」というキーワードが生まれました。それを実現するコアとなるのが、研究室の廊下の先に設置されたナレッジストリートです。

「ナレッジストリート」では、階数ごとにタイプの異なるイスやテーブルを設置。

上の階へ行くほどリラックス度が高まり、下の階に行くほど集中力が増すようにコーディネートされています。

研究室では「集中」モードで取組み、ナレッジストリートでは「リラックス」モードに転換。そのコントラストがより集中力を高め、知的創造の活性化につながっています。
そして、「『技術の鹿島』その飛躍の場」というコンセプトから導き出したのは、次世代技術の商品化を図りつつ、お客様に評価いただく「ライブショーケース」としての役割です。新実験棟自体が、新技術の開発と共に生まれ変わる実証空間として、今も進化し続けています。

全長が80m にも及ぶ、オープンで汎用性の高い「実験室」。

100年先を視野に入れ、
柔軟性と強度を高めた研究施設。

新実験棟の建設で前提となったのは、50 年、100 年先まで使い続けられる施設であることでした。そのため、実験室は80 m× 11 mの広々とした柱のない空間を確保。地下2 階から地上4 階までの各階に配置し、今後の研究テーマの変化や人員の増減に対して柔軟に対応できるよう設計されています。

地震が多発する日本において、末長く使い続けるための建物の強度という面からは、耐震性を高めるため、地震力が壁で吸収される構造を採用。建築基準法で定められた数値の約1.5 倍の強度になっています。安全性の点からは、実験棟の南側に物資の搬入などで使用するメカニカルバルコニーを設置。万一、火災などのアクシデントが起きたときは、研究スペースと直結したメカニカルバルコニーを通って、速やかに避難階段へと出られる経路が用意されています。フレキシビリティ、強度、安全性など多角的な視点から優れた設計によって、100 年先も新実験棟から多彩な先端技術が生まれているに違いありません。

実験室はナレッジストリートとメカニカルバルコニーに囲まれており、メカニカルバルコニーは普段は実験室への物資の搬入・出などに使用されますが緊急時には効率良く避難可能な動線となります。


鹿島建設株式会社 技術研究所 新実験棟


所在地
東京都調布市飛田給2-19-1
敷地面積
6,590㎡
工期
2007年7月〜2008年12月
延床面積
7,007㎡
設計・施工
鹿島建設株式会社
階数
地下2階・地上4階

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